2009-01-01から1年間の記事一覧

ラボ・ミーティング準備

来週のラボミーティングでこれまでの成果を話すことになっている。この半年間、随分がんばったが、まだどれもが中途半端な状態。何もかも自分にとっては立ち上げだったので仕方ないか。週末はこれまでに取ったデータの解析をしなくちゃいけない。たくさんあ…

村上春樹を読む

フランツ・カフカ賞の受賞で話題の村上春樹の最新作「海辺のカフカ」を2月末に一時帰国したときに読んだ。僕にとって初めての村上春樹体験。とても面白いと思った。それで20年前の小説である「ノルウェイの森」をアメリカに持ってきて、この間読見終えた。確…

DNAナノテク

DNA nanotechnology minisymposiumなるシンポジウムがDukeの生物学科で開かれた。発表者はDNA nanotechnologyの創始者であるSeeman教授をはじめとして、その一派の方々、そして新進気鋭のハーバードの教授など、そうそうたるメンバーだった。Seeman教授の講…

アメリカの説教

日曜の朝、テレビの複数のチャンネルで日曜礼拝中の説教の様子が中継されている。アメリカでは宗教が生きていることを強く感じさせる。説教は主に黒人牧師によるものであり、牧師たちはいずれも怒ったように興奮気味であり、まさに「説教」しているように見…

アメリカの矛盾

アメリカに来て、日本のことを説明する機会が増えた。それで、日本のことその対照としてのアメリカのことをネットで調べる。その結果、日本の側からの情報しか集まらないので、アメリカ社会の矛盾にばかり目が行くことになる。次第に、反米的な気持ちが強く…

Paprikaを見た

今 敏監督のPaprikaと言うアニメ映画を見た。これはうちの大学の図書館で貸し出しされていた。この図書館はすごいぞ。ジャパニメーションのDVDはマニアックなものでなければたいてい揃っている。それに日本のマンガもいくらかある(ドラえもんとか)。ア…

実験健康法

近頃、一通りの実験操作に習熟したので、一人でばんばん実験できるようになった。朝9時ごろから夜11時ごろまで昼食と晩飯以外は立ちっぱなしで、週五日間実験している。きっと学生のときより実験していると思う。留学前は仕事のほとんどがデスクワークであっ…

化学におけるフェルマーの定理

化学者として生命の起源にとても興味がある。これまで多くの化学者がその解明に挑戦してきた。50年代にアメリカのミラーが原始地球を模したフラスコ内でアミノ酸合成に成功したのが起源。しかし、悲いかな未だにそこからの本質的な進歩がないように思える。…

非正規雇用問題など

最近、非正規雇用やニートなど社会的弱者の問題がとても気になる。おかげさまで僕は大学教員という恵まれた立場にいる。これまで大きな挫折もせずここまで来れた。しかし振り返えるとこれは奇跡のようなものだと感じる。自分の周りに助けてくれる家族や友人…

片目のだるま

学科付きの事務方のEさんは家族ごととてもお世話になっている。彼女はポスドクや留学生、滞在研究員のお世話の担当者だ。Thanks givingのときは僕たち一家を招いてくれて手料理を振舞ってくれた。そのとき、そこに来ていたEさんのお姉さんの息子(J君、中1…

フットサルで怪我

先週の木曜に修士課程のF君のとりまとめでフットサルに参加してきた。相手はschool of businessの連中。僕はおそらくここ7,8年は激しいスポーツをしていない。無謀であった。キックオフと同時に久しぶりにアドレナリンが全開になり、闇雲に動きまわる(…

国際的なわが研究室

うちの研究室にはイスラエル出身の博士課程の学生がいる。今日、その学生のはすむかいに座っている学生がパレスチナ出身だと知った。彼女のことはてっきりアメリカ生まれだと思っていたのだが、今日アラビア語のサイトを見ていたので聞いてみたらそういうこ…