留学の目的を忘れる

Labでのみなさんからの信頼が高まっていることはとてもうれしいこと。しかし、当然、自分の仕事に割ける時間が減ってくる。装置の使い方を教えたり、ディスカッションしたり。この間は、PDのSさんが僕の仕事を手伝いたいと言ってきてくれた。この件にはこれから時間がとられるだろう。
ラボメンバーを助けるのはボランティアの気持ちもないではないが、むしろ彼らに貢献することで論文に名前を載せてもらおうという打算の方が強い。しかし、留学のそもそもの目的は自分の手で結果を出すことにある。そういうさもしい気持ちはすてて、もっと自分の仕事に集中しなければならない。これが存分に実験できる最後の機会なのだ。