Research

最後のラボミーティング終了

昨日終わった。Toshとは2週間前に打ち合わせして概略は伝えてあるので、より突っ込んだ議論ができてよかった。質問も良く出たが、論文モードでデータを取っているため準備が出来ていて、実験結果から答えられることと答えられないことの判断がすでについてい…

あと一ヶ月、Aさん来米

いまだもう一つのテーマについてはオチがつかない。不本意ながら適当なところでまとめて無理やりオチをつけることにした。先日Toshに相談すると悪くないオチとの評価。「まあこれでいいや」と思っていたら、後日、相談に行くとin vivoを加えてもっと良い論文…

あと2ヶ月

いよいよ帰国まであと二ヶ月。一つ目のテーマについては論文に向けてストーリーが固まってきた。まだ詰めなくちゃいけないところは多いが、ストーリーが固まると気分は晴れる。ついこの間まで先が見えず、逃げ出したいくらい追い込まれていたのに、ここ数週…

あと3ヶ月

残り3ヶ月。なかなか研究の終わりが見えてこず、憂鬱な日々だ。友人たちに相談すると、皆さん実験ができる最後のチャンスだから楽しめ、と言われる。楽しむ余裕もなくなってきたし、正直言って、逃げ出したいくらいなんだけどな(おいおい)。僕の特徴は、最…

あと4ヶ月を切る

留学は9月末までなので、残すところ4ヶ月を切った。そこでなんとしても滞在中に論文を投稿するために実験計画を練り直した。現在、自分にとって目新しいものと、すでにもっている技術で何とかなるもの、2つのプロジェクトをやっていてどちらも論文にしてい…

教員システムの日米比較

僕は日本で助教(assistant professor)というポジションにいる。アメリカの助教はPI(principal investigator)であり、独立して研究室を運営する。一方、日本の場合、教授―准教授―助教のように複数の教員で一つの研究室を運営する場合が多い。したがって、…

留学の目的を忘れる

Labでのみなさんからの信頼が高まっていることはとてもうれしいこと。しかし、当然、自分の仕事に割ける時間が減ってくる。装置の使い方を教えたり、ディスカッションしたり。この間は、PDのSさんが僕の仕事を手伝いたいと言ってきてくれた。この件にはこれ…

ラボメンバーからの信頼

今朝、うれしいことがあった。博士課程のMさんが、朝、僕に見て欲しいデータがあると言ってきた。見せてもらうと、僕がこの間のラボミーティングで話したある現象についての解釈を補強するようなデータだった。別の目的ではじめた実験だったが、期せずしてそ…

言葉の壁と、ボスとの信頼関係

今度、うちのlabに僕の友人のAさんがPDとして来る事になった。とても優秀かつハードワーカーなので(ハードワーカーを自称する僕ですが、はじめて身近な人でかなわないと思ったのがAさん)、こんなすごい人材はいないことをToshに説明したところ、グラントが…

Mさん来室

先週の月曜は、学生時代から仲良くさせていただいている阪大のMさんがうちのlabに来室された。Texasである学会に参加するとお聞きしたので、その機会に個人的にお誘いしたのだった。Toshに話したところ、Mさんの業績を見てぜひ自分から招待したいと言ってく…

Retreatに参加

アメリカの大学では年に1回、学科ごとにRetreatというイベントがあるようだ。これは、院生以上の学生、教員、PDが一箇所に集まって寝泊りししながら、講演を聞いたり、ディスカッションしたり、飲んで騒いだりするイベントである。日本の研究室でいうところ…

ラボ・ミーティング終了

木曜にラボミーティングで進捗を話した。本格的に準備をはじめたのが火曜だったので、スライドが完璧ではなく、また発表練習も3回大雑把にやっただけだった(それでも睡眠時間をぎりぎりまで削って準備したのだ)。もう少し準備に時間をかけないといけなかっ…

CDスペクトルの測定

ここ2週間ほど、僕が扱っているポリペプチドの円偏光二色性(CD)スペクトルの測定をDukeの理学部生物学科のO准教授の研究室でやらせてもらっている。日本ではJASCO製のものしか使ったことがなかったが、ここのAVIV Biomedicalの装置はプロ仕様というべきも…

ラボ・ミーティング準備

来週のラボミーティングでこれまでの成果を話すことになっている。この半年間、随分がんばったが、まだどれもが中途半端な状態。何もかも自分にとっては立ち上げだったので仕方ないか。週末はこれまでに取ったデータの解析をしなくちゃいけない。たくさんあ…

DNAナノテク

DNA nanotechnology minisymposiumなるシンポジウムがDukeの生物学科で開かれた。発表者はDNA nanotechnologyの創始者であるSeeman教授をはじめとして、その一派の方々、そして新進気鋭のハーバードの教授など、そうそうたるメンバーだった。Seeman教授の講…

羅針盤なしに太平洋の真ん中に置き去り

分子生物学の知識も書籍も持たずにアメリカで実験計画を立てることは、まさに羅針盤なしに太平洋の真ん中に置き去りにされるようなものである。この一ヶ月の苦闘はまさにそんな感じであった。大きな時間のロスだったなあ。もっと準備しておけばよかった。し…

ベクター設計完了

ようやくベクターの設計2種が完了。PCRのプライマーの設計について院生のMさんにチェックしてもらって問題なければ発注しよう。一ヶ月近く実験の手をとめてしまった。原理の勉強からはじまって、関連ソフトの使い方のマスター、研究室保有のベクターの把握な…